10月22日から、東京・千代田区の映画館「岩波ホール」で、映画『やがて来たる者へ』(2009/イタリア/ジョルジョ・ディリッティ監督)が公開されます。
イタリアのオスカーと呼ばれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞を受賞したほか、各国映画祭の29部門で受賞。2010年に東京と大阪で開催された「イタリア映画祭2010」でも話題をさらった作品です。
時代設定は1943年の冬、舞台はイタリア北部。イタリアに上陸した連合国軍と、フィレンツェとボローニャを結ぶ要路に防衛ラインをひいたナチスドイツ軍と、イタリアのレジスタンス軍が勢力争いを繰り広げます。
本作は、「マルザボットの虐殺」と呼ばれる歴史上の事件を取り上げています。貧しい寒村ですが、そこが軍事上の最重要拠点のひとつだったために悲劇が起きました。歴史の重みを伝える作品です。
●岩波ホール:
http://www.iwanami-hall.com/contents/top.html(C)ARANCIAFILM2009
(
竹内みちまろ)
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